第20回 フォトコンテスト
総評
渋谷の街は暑かった。身動きもままならない大勢の人々が集まり、おはら祭が始まった。
故郷鹿児島に思いを寄せた人々の踊りが始まる。地方生演奏で盛り上がっていく。人々の笑顔の表情は今年も街を鹿児島魂でうずめられた一日となった。
「ケ」から「ハレ」へ変った表情で祭はクライマックスへと盛り上がっていく。旧交のはじける笑顔が故郷を同じくする人々の宝となっていく。
写真は暑さと人々の多さに動けなかったのか、カメラマンとしての動きの範囲が少なかったように感じます。自分の居場所で出合った被写体をカメラにおさめる作品が多かったように感じられたのが残念です。
(審査委員長:公益社団法人日本写真家協会会員・清水啓二)

第20回 フォトコンテスト
奨励賞
第20回 フォトコンテスト